国金への返済が重荷で膨れた借金を自己破産によって解決したケース
〔相談前状況〕
Cさんは、父親が自営業で収入が不安定だったため、大学進学の際に国金の教育ローンを利用して、入学金と4年間の授業料のために約500万円を借り入れました。
大学卒業後、一般企業に就職して返済を続けてきましたが、内気な性格が災いして仕事が長続きせず、職を転々とするうちに、徐々に返済に窮するようになりました。
国金への返済資金を捻出するために、サラ金にも手を出してしまい、借金が雪だるま式に膨れあがってしまいました。
〔解決方法〕
相談に来られたときは、仕事を辞めて失業保険を受給中で、翌月には打ち切りになるところでした。サラ金からの借入期間が短いため過払い金は見込めなかったので、破産するほか方法はありませんでした。
自己破産の手続を進めると同時に、Cさんを励まして、就職活動に力を注いでもらいました。
〔解決後状況〕
免責決定が出た頃には、Cさんは就職し、仕事も長続きしているようです。借金がなくなって気が晴れたのか、内気な性格も外向的になったようです。