返済期間が最長8年にも及ぶ任意整理をしたケース
〔相談前状況〕
Bさんは住宅ローン以外にオートローンが450万、その他の借金が400万円という状況であったため、月々の支 払いが苦しくなり、テレビCMを行っている事務所へ相談に行かれました。2件ほど相談したそうですが、いずれも自己破産以外では受任できないと言われ、自 宅と車を残したいというBさんの要望は聞き入れてもらえなかったそうです。そのような状況ですので、当事務所も最初は、自己破産が相当であり、車を手放す ことになるが、住宅ローン特則を利用した個人再生をすることで自宅は守れるかもしれないと回答していました。
〔解決方法〕
住宅ローンとオートローンを除く400万円について月々12万円の返済をしている状況でしたが、子供が小学生に上がることで、保育所代の出費が下がり、奥 様もパートの時間を増やせるようになるなど、家計の収支が好転することがわかりました。そのためBさんは任意整理にチャレンジすることになりました。
〔解決後状況〕
任意整理による返済期間は通常3年から5年ですが、最長8年まで分割を認めてもらうこともでき、月々の返済を7万円以内に抑えることができました。これだ けで、約定の支払いより5万円減額となっており、さらに家計の収支も好転する予定であるためBさんは少し余裕をもった生活ができるものと思われます。